【7研アドカレDay3】京都駅発着18切符旅BEST3

アローラ、岬サニーゴです。
ナナシスに関係ない話をします。

 

day2の記事:ナナシスの続け方

day4の記事:薫の夏、夏のビードロ☆シンフォニー説

記事一覧:ADVENTAR

 

ちなみに去年のアドカレはこちら去年は3日目とケツから3日目を担当しました。今年も何故か3日目が空いていたのでそこに入りました。23日目は……まあ余裕があれば……

 

導入

皆さん18切符はご存知ですか?

正式名称は「青春18きっぷ」で、要するに1日2,410円でJR線+αの特急以外が乗り放題になる切符です。JRを1日使えば、例えば京都駅からだと熊本や仙台まで(理論上)移動できます。京都→仙台は新幹線を使うと22,720円とかするので、そのたった1割6厘の価格で移動できます。すごいですね。ちなみに自分が仙台や熊本へ行けと言われたら迷わず新幹線を使います。

 

railway.jr-central.co.jp

 

18切符はもちろん移動手段としても有用ですが、この切符のキモはどこでも降車可能なことにあります。例えば東京のライブへ京都から向かう場合、夜行バスや新幹線を使った移動手段では基本的に発着地点以外で降車することはありませんが、18切符の場合は静岡県で一旦降車し静岡名物のさわやかを食べることが可能になります。これは大きい。

 

www.genkotsu-hb.com

 

この特性を存分に活かしたものが18切符旅行です。

18切符は乗降車が自由なため、複数の地区を興味のある部分だけをつまみ食いするかのように観光することが可能になります。このスタイル自体は車やバイクでも可能ですが、一人旅の容易さや飲酒の可否、そしてほぼほぼ時間通りに発着する日本の電車が性に合っているか次第で選択すればよいでしょう。自分は一人旅と飲酒と定刻通りの旅程が好きなので、まあ学生n年の間にいろいろな場所に電車で訪問してきました。

 

そんな数々の18切符旅の中で、自分の心に強く残っている旅行を3つ紹介します。
18切符旅行をしたい方や、遠征の結果18切符が余った方の参考になればと思います。また、当然ではありますがこのBEST3は純度100%の主観ですし、京都から行けるにも関わらず自分が観光したことのないエリアも多数存在します。予めご了承下さい。

 

 

第三位 京都→舞鶴→小浜→(敦賀)→京都

さっそく呪文みたいな〈大見出し〉が出てきましたね。
要するに下図のような旅行をしたということです。

 

京都→舞鶴→小浜→(敦賀)→京都

 

敦賀に括弧が付いてるのは、敦賀は乗り換えのために使用しただけで特段観光の記憶が無いことを表しています。別に敦賀が何も無いわけではなく、敦賀に着いたのが20:00とかで何もすることがなかったからです[要検証]。

順番に旅程の説明をしていきます。

 

京都→舞鶴:2時間

まず山陰線に乗車し園部駅(京都の北の方)へ行き、綾部駅(京都の北の方)で舞鶴線に乗り換え、東舞鶴駅(京都の北の方)まで向かいます。

日帰り旅行で時間が限られているため、山陰線の始発である05:31には京都駅にいるようにしましょう。もちろん他の公共交通機関は動いていませんが、支配人の皆さんは自分の足で歩いて行けるので可能な操作です。

 

舞鶴といえば軍港や赤れんがパークがあります。港めぐり遊覧船なんてものもあるため、そういったアクティビティを楽しむこともできるでしょう。

akarenga-park.com

 

お赤れんが博物館も港めぐり遊覧船も到着時刻の朝07:46にはやっていないため、夕潮公園とかで適当に時間を潰す必要があります。考えなしに始発に乗るとこうなるので注意しましょう。

ちなみに東舞鶴駅ではなく西舞鶴駅で降車しても問題はありませんが、小浜線との接続の観点から東舞鶴駅を推奨します。が、天橋立方面に向かう旅程なら西舞鶴駅の方が近いのでそれでいいと思います。

 

舞鶴→小浜:1時間

東舞鶴駅からは小浜線に乗車し福井県に入り、小浜駅に向かいます。

 

小浜では「若狭フィッシャーマンズ・ワーフ」で飲食したり、「御食国若狭 おばま食文化館」で若狭地方の漁業について学んだり入浴したりできます。おばま食文化館には足湯があり、そこで潮風を受けつつぼんやり若狭湾を眺めるのが気持ちよくておすすめです。まあここでのんびりし過ぎた結果、敦賀で何もできなかったんですが。

 

足湯とその眺望

 

ちなみにJRあるあるですが、小浜は駅と中心街が少し離れています。これは基本的には電車の騒音だったり鉄道の煙害を避けるための施策で、まあある程度は仕方のない歴史的経緯ですね。当然観光地と駅の間も離れているため、自分の足で歩きましょう。

 

小浜→(敦賀):1時間

小浜駅からは再度小浜線に乗車し、敦賀駅に向かいます。

 

敦賀気比の松原とかが有名ですね、行ったことないけど。電車のアクセスは微妙ですが、旧北陸線トンネル群なんてものもありますね。敦賀湾が望める高台から過去の鉄道や車窓に思いを馳せることができます、行ったことないけど。

他にも敦賀港まで足を伸ばすと駅舎を改装した鉄道資料館や敦賀赤レンガ倉庫があるので、まあ何かしらは楽しめるエリアなんじゃないですかね。有識者からのコメントをお待ちしています。

 

敦賀)→京都:2時間

敦賀駅からはいい感じに南南西に向かって京都に帰ります

琵琶湖を東に躱すか西に躱すかの択がありますが、どっちに乗っても大して時間は変わらりません。また、どうせこの行程をしている頃には外が暗く車窓が大差ないため、早い方を選びましょう。

 

総括

という感じで、乗車時間が合計6時間程度ですね。実際には京都~舞鶴敦賀~京都の道中で乗り換え待ちがあるためもう多少伸びることは想定する必要があります。

また、小浜線舞鶴線は決して列車の本数が多いわけではないため、乗り遅れないように気をつけつつ、どうせ何かトラブるので暇をつぶせる物を持参しましょう。

 

この旅の魅力の一つは手軽さですね。後から紹介する2つは割りとヘビーな行動を要求されますが、この旅程は移動時間も電車の運行頻度も比較的easyなので、あまり時間に縛られずのんびり動くことができます。

それでいて若狭湾の良さを十分感じることができるため、そういう意味では18切符初心者にもおすすめできる旅程ですね。季節は夏がおすすめです、ありえないぐらい深い青空が迎えてくれるので。

 

──青空まで、乗り継いできた

以上、若狭湾の風を感じたい人や小浜線の車窓を楽しみたい人におすすめの旅程でした。

 

 

第二位 京都→和歌山→新宮/新宮→松阪→京都

呪文2が現れましたね。

先程は日帰りでしたが、こちらは一泊二日の旅程になります。バランス的には新宮で一泊するのが多分一番丸いです。地図は以下のようになります

 

京都→和歌山→新宮/新宮→松阪→京都

 

紀伊半島の外周をぐるりと回る楽しそうな旅ですが、問題はその紀伊半島の広さと列車の遅さになります。

紀伊半島は想定以上に広くて、例えば和歌山駅から津駅まで南回りで行くと鈍行で8,9時間、18切符の使えない特急を利用しても6時間前後かかります。だから中間点の新宮で一泊を挟む必要があるんですね(一敗)。

 

京都→和歌山:2時間 or 4,5時間

まず京都駅から和歌山駅へ行きます。

 

最もオーソドックスなのは京都線大阪駅へ向かい阪和線に乗り換え和歌山駅まで南下するルートです。乗り換えが1度で済み、始発時間が早く、乗車時間も2時間で収まるなど、汚れたOSAKA-3rdの土地を踏む必要があることにさえ目をつぶれば最良の選択肢だと思います。

ただし、広義奈良線奈良駅まで南下し、桜井線か大和路線を利用し和歌山線へ接続するルートも確かに存在します。
こちらは道中で春日山若草山といった和歌に詠まれる車窓を堪能することができますし、和歌山線では中央構造線や紀ノ川と並走するなど、乗車そのものに大きな価値が生まれます。乗車時間は4,5時間です。

 

和歌山は和歌山城が有名ですが、最寄り駅は和歌山駅ではなく和歌山市駅となります。もちろん18切符で行くことができるのですが、なんやかんやで乗り換えが面倒なので訪問する場合は事前に一度調べるといいでしょう。

自分のおすすめは2駅南の紀三井寺駅にある紀三井寺で、ありえないデカさの金色の観音像があります。デカくてテカる仏像ほどウケるものも少ないので、是非一度見に行ってみましょう!

www.kimiidera.com

 

和歌山→新宮:4.5時間

和歌山駅からは紀勢本線に乗り新宮へと向かいます。

 

この道中には蜜柑が特産品の地域や梅干しが特産品の地域、カエルが特産品の地域にパンダが特産品の地域、本州最南端が特産品の地域もあれば温泉とマグロが特産品の地域もあります。汚れた土地を経由して時間に余裕がある方は一つくらい巡ってみても良いかもしれませんね。

www.pref.wakayama.lg.jp

 

この区間の車窓は、市街地自然町自然謎コンビナート自然自然自然町自然みたいな流れで移ろうので、つまり自然を多分に感じることのできる楽しい区間です。はい、楽しい区間ということにしておきましょう。

そんな楽しい区間の中で特筆すべき車窓は新宮駅に到着する少し手前、トンネルを抜けると美しい砂浜が現れ並走します。この砂浜は王子ヶ浜と言い、時間に余裕がある時は割りと列車の速度を落としてくれたりするので、それ含めて楽しみな場所ですね。日のある時間に通過することをおすすめします。

県境にある新宮は歴史のある地区で、具体的には日本書紀に「熊野神邑」として書かれていたり、熊野三山の一つ「熊野速玉大社」があったりします。

自分のイチオシは「神倉神社」という熊野速玉大社の摂社で、まあ自分は正直歴史とか由緒とか神話はあまり興味がなくて、ただただ眺望が優れています。

神倉神社 (新宮市観光協会, https://www.shinguu.jp/spots/detail/A0002)

 

そこそこ険しい石段を538段上った先にあるこの神社からは、新宮市の街並みが一望できます。東側の長めが開けてるので、多分朝日がキレイに見えます。自分が行ったときは曇っていたので、誰か検証してみてください。

www.shinguu.jp

 

新宮→松阪:3.5h

新宮駅からは同じく紀勢本線に乗り東に向かい、多気駅で乗り換え2駅北上すると、松阪に着きます。

 

紀勢本線の三重サイドはまず王子ヶ浜のn倍長い七里御浜を並走し、次いで山と海のハイブリッド地形が続きます。俗に言うリアス式海岸ですね。海と山の交互浴を楽しめたり、日本七霊山の大峰山釈迦ヶ岳を擁する紀伊山地雄大な地形を望むことができます。

www.vill.tenkawa.nara.jp

totsukawa.info


紀伊半島フィリピン海プレートの北上に起因してできた山地な上に、中央構造線によるズレが大いに災いして結果地形がそこそこバグっているので芸術点が高いですね。

冬季18切符シーズンだと高確率で大峰山に雪が被っているので、バグ地形が好きな方は紀勢本線を全線乗り潰すと楽しめると思います。車窓から見える山奥の雪山、気候が異常でラスボスのいるダンジョンっぽくてめちゃくちゃ見ごたえあるんですよね。

 

なお、この区間を降車したことはないので何が有るか知りません。有識者がいれば名物等を教えてもらえると中確率で喜びます。

 

松阪といえば松坂牛ですね。それ以外に特筆すべき要素を自分は知りません。まああれですね、松阪市って思いの外当たり判定広いのとか面白いですよね。

www.matsusaka-kanko.com

 

松阪→京都:2.5時間 or 3.5時間

長い旅路もこれで最後です。が、この帰り方も大きく分けて2つ存在します。簡単に言うと滋賀を通るか否かですね、滋賀経由の方が1時間早く帰れます。ちなみに最速帰京ルートは近鉄特急課金です(18切符旅とは?)

 

滋賀経由のルートですと、まず紀勢本線の終点亀山駅まで乗車し、関西本線柘植駅難読駅名「つげ」)に乗り換え、草津線というドローカル線を全乗し草津駅に着けば、後は皆さんおなじみ東海道本線で京都駅まで輸送されます。

草津線甲賀市を通ることから電車に忍者ラッピングが施されてたり、駅に忍者の人形が錬成されていたりします。一度くらいは乗ってみるとこういう記事で話の種になると思いますよ。ちなみに乗車した感想は「一度でいいな」です。

 

もう一つのルートは、同じく紀勢本線の終点亀山駅まで乗車し、関西本線柘植駅を通過し、京都と奈良の県境にある木津駅まで向かい、奈良線という名に違えて一切奈良県接触しないギャグセンの高い路線で終点京都駅までのんびり北上します。

奈良線(ならせん)は、京都府木津川市の木津駅から京都府京都市下京区の京都駅に至る西日本旅客鉄道JR西日本)の鉄道路線(幹線)である。

(Wikipedia, https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%88%E8%89%AF%E7%B7%9A

 

こちらのルートは…………まあそうですね、田舎の車窓が好きな方は好きな車窓だと思いますよ。

 

総括

という感じで、合計乗車時間は最短路線を使うと12.5時間程度ですね。

これなら一日で回れるくないか?と思う方もたくさんいると思いますが、一日でこの路線を18切符で走破するのはかなり非現実的です。

紀勢本線南方の普通列車は休日に1桁本/dayしか無いので、下手な乗車をすると乗り換え待ちに1時間とかザラに溶かされます。一本乗り遅れると大変なロスが確定するエリアなため、時間に注意するかちゃんと予定を決めて臨みましょう。

 

紀勢本線は車窓から海も山も楽しめますし、何より紀伊半島を一周したという実績開放のような達成感が得られるのは間違いないため、かなり楽しい旅路でした。夏季に行くと日の時間が長く澄んだ空と海のグラデーションが美しいですし、冬季に行くとラスボスのバグ山を見ることができます。

まあこういうものは行ける暇があるときに行くのが一番なので、例えば今シーズンの18切符とかどうですか?12/10-01/10まで利用可能なんですけれども…………

 

 

第一位 京都→福井→越前大野九頭竜湖→福井→京都

さて、今までは往路と復路が別でしたが、手軽にそんなルートを取れるのは正直前2つくらい*1です。地図は以下のようになります

 

京都→福井→越前大野九頭竜湖→福井→京都

このルートは京都と九頭竜湖を往復するだけのように見えますが、道中の福井や越前大野は楽しいことが数多くあります。

 

京都→福井:3時間

なんかいい感じに敦賀駅まで向かい、北陸本線福井駅まで北上します。こいついっつも北上してるな。

 

感覚がマヒしてるので車窓で面白いものはあまり紹介できない(強いて言えば伊吹山とか?)のですが、敦賀駅の前後で想像より長いトンネルを通過します。かなり長いので、日本の土木技術も進歩したものだなぁとか勝手にしみじみするのとかおすすめです。

 

福井駅はコンコース内にも近隣にも色々な店があるので昼食や駅弁の購入が容易です。日本海側なので無難に海鮮が美味しいですし、地酒が飲めるお店もたくさんあります。

ただシンプルに都会なので、駅付近に観光地は少ないかも知れません。まあ駅構内に恐竜が多数いたりはしますが。

思いつく限りだと、少し歩きますが福井城の天守台をそのまま利用した福井県庁とかは見てみると面白いかも知れません。県庁が水堀で囲まれていてウケます。

 

福井→越前大野:1時間

九頭竜線の愛称でも知られる越美北線なる路線に乗り越前大野駅まで向かいます。

 

ちなみに北陸本線から越美北線に乗り換えるだけならば一駅南の越前花堂駅でもいいのですが、結局越美北線へ向かう列車は福井駅が発着なので、福井駅まで乗車して問題ないと思います。

とはいえ、越前花堂駅のホーム乗り換えはだいぶ変なルート通らされて面白いので行けば話の種にはなりますね。わけわからん細道に誘導されます。

 

越美北線は序盤は平野特有の豊かな田園風景が広がりますが、途中駅名から何かの始まりが伺い知れる一乗谷駅を過ぎると完全な山へと入っていきます。
ここから先は谷底を足羽川や羽生川沿いに遡上していき、道中いくつかの集落や田んぼ、管理されていない荒れ地を横目に進むと、越前大野こと大野市にたどり着きます。

 

福井県大野市は多分ドマイナーな都市ですが、標高由来の冷涼な気候と山岳地域特有の清い水のためか、蕎麦が美味しい都市です。

観光資源的には越前大野城がありますね。戦国時代に建てられた城で、これ含め大野市自体は歴史的に結構面白い土地でもあります。

 

www.onocastle.net

 

あと自分は日本酒が好きなので深掘りすると、このエリアには酒造さんが4蔵あります。蕎麦が美味しい由来に水が清いと書きましたが、その特徴はつまり醸造にも生かされるわけです。4つの酒造さんを回りましたが、どこも良い日本酒を作っていました。

その中でも自分のイチオシは源平酒造さんですね。客足の少ない時間に伺ったため色々と試飲をさせて頂きましたし、小さな蔵だからこその工夫や戦略の話もたくさん聞けて楽しいひと時を過ごせました。黒揚羽の大吟醸が、スッと入る透明さを持ちつつも米由来の深い味わいが確かに存在していてとても美味しかった記憶があります。結構なお値段なので、働き始めれば買ってみたいですね。オンラインショップもあります。

 

genpei1673.buyshop.jp

 

越前大野九頭竜湖:0.5時間

越美北線を更に奥へ進むことで九頭竜湖駅へ向かいます。

 

この30分の間に標高差が200mくらい変わるので、一気に温度が変わります。また後半に長いトンネルが2箇所あるため、トンネルを抜けるとそこは……といったワクワクした楽しみもありますね、風流風流。

 

九頭竜湖は四季折々の姿を見せる湖で、どの時期に行っても楽しめるところです。が、九頭竜湖駅九頭竜湖と少し離れた場所に位置しているため、湖やダムを見るには少し歩く必要があります。道の駅や資料館は駅付近にあるため、歩くのが嫌な人はその辺で列車を待つのがおすすめです。道の駅は結構変なものが売っていて面白かった記憶があります。

 

九頭竜湖→福井:1.5時間

越美北線で来たので当然復路も越美北線を使用します。

 

この旅程では往路で越前大野に寄っていますが、もちろん復路に寄るルートでも問題ありません。越前大野九頭竜湖の電車は日に4往復しかないため、基本的にはここの接続次第で変えればいいと思います。もっとも、福井~越前大野も日に8往復しか列車は走っていませんが…………

 

JR越美北線時刻表 (大野市公式ホームページ, https://www.city.ono.fukui.jp/kurashi/douro-kotsu/tetsudou/jikokuhyoR40312.html)

 

前述の通り福井駅には様々なお店があるため、夕食を食べたりお土産を買ったりして電車が来るまで待ちましょう。

店名は忘れましたが、海鮮丼の店の味噌汁が異様に美味しかったのを覚えています。やっぱ魚介系のダシを取ってるんですかね。もちろん海鮮丼も美味しかったです。

 

福井→京都:3時間

北陸本線東海道線(場合によっては湖西線も)を利用して全力で帰ります。

 

復路のアレンジの加え方は琵琶湖の東を通るか西を通るかしかありません。どうせこの行程をしている頃には外が暗く車窓が大差ないため、早い方を選びましょう。

 

強いて目立ったところを挙げると、敦賀駅の前後で想像より長いトンネルを通過します。この間は電波が入らず、かといってトンネル内に車窓も何も無いので、ただただ暇な時間が訪れます。こういうときのために電波が入らなくても時間をつぶせるものはあったほうが良いですね。

 

総括

という感じで、合計乗車時間は9時間程度ですね。実際には京都駅~福井駅は接続待ちで待つことが多々ありますし、越美北線は笑えないくらい本数が少ないので、接続待ちでそこそこ時間がかかります。

 

この旅程が一位になったのは越前大野という都市の趣深さや酒造が理由として挙げられますが、決め手となったのは越美北線の車窓です。

ゴリゴリの山道を遡上するにつれて、車窓は都会から田舎へと移ろい、標高ゆえに気温もどんどん低くなっていく。田園風景も奥まるに連れて人の管理が杜撰になっていき、自然の厳しさ田舎の不便さが浮き彫りになる。かと思えば終着点の九頭竜湖はダムという人工物が居座っており、なんというかこう、自然のグラデーションと人の営みの不連続性との対比を片道1.5時間で摂取できるというのは、旅行という非日常に良い彩りをもたらすと思うんですよね。

自分はこういう感慨を得られるモノが好きなんですが、一方でこの手の心象風景を言語化するのが苦手なので、気になる人は是非越美北線を乗車してみましょう!九頭竜湖同様、この土地は訪問する季節によって全く異なる色を提供してくれるので、どの時期に行っても楽しめます。

 

 

まとめ

以上、3通りのルートを紹介しました。いずれも楽しい車窓や観光地が伺える、18切符だけで動ける旅程になります。

12月のナナシスのライブを18切符で行って、余った18切符でこういった旅行をするというのはいかがでしょうか?冬の越美北線とか世界一楽しそうなので、時間が許すなら自分も行ってみたいですね。

 

自分は他にも18切符+αみたいな旅行もちょこちょこしているので、アドカレの枠が埋まらなくて自分が暇なら軽く書いてみようかなとも考えています。予定は未定。論文の締切は確定。苦しいぜ。

 

 

さて、明日は一ノ瀬さんがビードロの話をするそうです。ナナシスビードロといえばやはり夏のビードロ☆シンフォニーでが、はたしてどんな記事なのでしょうか。

 

open.spotify.com

まあ答え合わせは明日ということで。

それはそれとして現時刻が12/03の23:22とかで期限がヤバいので、とっとと最低限の読み返しをして投稿しようと思います*2*3。それでは!

*1:18切符移動のみでループ作れるの、手近なのは琵琶湖一周とか播但線乗車とかですかね。日帰りに限らなければ無限に存在します、特に中国地方方面

*2:はてブロのわけわからんバグ踏んだ(「コメント」の提示が大量に為されてる。なにこれ)のだけ認識したが、直し方わからんし後で直します

*3:12/04追記;HTMLゴリゴリ削って直しました。ぱっと見大丈夫なのでまあ多分大丈夫でしょう、知らんけど