第六回会報「移動式例会(参加者2人)」
これはなに
明けましておめでとうございます!1
4U河口湖回です!
……と言いつつ河口湖までの道中とその道中で同行者と喋ってた内容をちょっと丁寧にまとめたものですね。
都合上ライブ後に感想書く時間取れないなとなって拙速に筆を執っているため読みづらかったらごめんなさい。宇宙が生まれ、時間が爆誕しました。書きます。
- これはなに
- 指鹿為馬
- 未来のことなんて たったひとつ「ここ」だよって
- 夜空で探していたのは どこかで失くした何かで
- 幸せとかって案外そばで 気づかず拾って光るんだろな
- 楽曲とタクソノミー
- 口下手すぎてさ 言いたいことひとつも伝わんない
指鹿為馬
『史記』にこのようなエピソードがあるそうです。
秦の時代、趙高という宦官が謀叛を企てていました。趙高は自分の周りの人間が敵か味方かを区別するためにある策を弄します。まず「めっちゃ珍しい馬を手に入れた」と言って皇帝に鹿を献上します。当然「や、これは鹿じゃん」と言われます。そこで趙高は周りの人間たちに「いや、馬だよなぁ?」と聞くことで彼サイドの人間かどうかを判断したそうです。ちなみに鹿だと答えた気骨溢れる人々は皆趙高に殺されてしまいました。
"馬鹿"の語源の(そんなに有力じゃない)一説です。
書き下すと"鹿を指して馬と為す"と読みます。2
それはそれとして、おりもとみまな氏著、『ばくおん!!』にこのような一節があります。
『バイクは、バカにしか乗れん!そう、お前はバカだからバイクに乗る資格がある!』──天野恩紗
京7研のバイクを指して移動手段と為すバカ一行がバカの乗り物を使って山梨に来ました!
バカあるある: 時間感覚がバカ。
具体的には大体9時間強運転し続ける行程を是として移動をしています。
多少話題のようなものでも準備しておくかと思い、くだらない話を覚えてみたけど僕はもともとくだらない!!!!!!!!!!
この記事はそんな9時間に及ぶ建設的な水掛け論3の議事録的なものです。
一部山梨滞在記も書いてます。
登場人物
- gakkaaka
- バイクで行こうとか言い出したバカ張本人。4Uの2ndツアーは河口湖が初めて。
- 岬サニーゴ
- 被害者兼共犯者。東京以外はツアーに行って観光などを楽しんでいる。
- CB250R
- Hondaが出している250ccのネイキッドバイク。MTだし荷物は全然載らないし車高はやや高い。gakkaaCar。
- LEAD125
- Hondaが出している125ccのスクーター。ATだし荷物はめっちゃ載るしもはや車高という概念すらない。岬サニー号。
未来のことなんて たったひとつ「ここ」だよって
今回の行程(7/22時点)です。
素晴らしい旅程ですね。では実際の行程を見てみましょう。
夜空で探していたのは どこかで失くした何かで
何が失われたのでしょうか。見てみましょう。
gakkaa家集合23:30。
これは上手くいってそうですね。
京都出発25:00。
なんで出発まで1.5hかかってるんですか?
荷物はまとめてあったので何が起きていたのかはかなり謎です。カフェインチャージをしながら悠長にお喋りをしていたのが原因でしょうか?それともgakkaakaが24:00まで風呂に入っていたのが原因でしょうか?
元気があった頃の写真です。
インカム繋ぎ忘れる問題発生、25:01。
即修正しましたがやはり前途多難な幕開けとなりました。ちなみにインカムはその後もブツブツと途切れて、道中通して1/3ぐらいの会話が成り立っていませんでした。
反省点1、インカムはちゃんとしたものを使おう!
経路としては421号線とかいうド山道を越えて23号線とかいうド幹線道路を通り1号線とかいうド幹線道路へ接続して静岡市方面へ向かうルートでした。
道交法の話をします。
gakkaaCarことCB250Rは排気量が250ccなので高速道路および自動車専用道路を走ることができます。
一方、岬サニー号ことLEAD125は排気量が125ccなので高速道路や自動車専用道路は走ることができません。
したがって、ガチ下道で静岡まで行くというのが1日目の行程です。
それと、これがもう一つ意味するところは、万一Google Mapが自動車専用道路に誘導しようものなら岬サニー号が置いてけぼりを食らうということで、125cc専用マップアプリ4の入っている岬サニー号が基本的に先導する、という形になっていました。
時は流れ、421号線を走行中。
岬「なんか雨降ってね?」
ガチで終わりました。が、バイク旅の寵児であるところのgakkaakaが持ち物リストにこんなものを追加していました。
バイク系持ち物 レインウェア・ジップロック
雨予報じゃなかったけど持ち物に追加しておいてよかった……
ちなみにジップロックは、袋にスマホを入れて、スマホホルダーに固定しているスマホが濡れないように使います。これお役立ち情報なのでぜひみなさんも一枚忍ばせておいてください。
ところで今走っているのは421号線(ド山道)です。
レインウェアを着れるようなコンビニも十分な広さの路肩もあるはずがなく、結局しばらく濡れながら山道を走ることとなりました。
山特有の寒さと雨で濡れたジャケットの気化熱に体温を奪われながら、そして何よりスリップの恐怖と戦いながら道の駅(深夜なので何もやってない)に到着しました(3:30)。
タイヤが2個しかないからバイクはダメです。
これは道の駅での様子を撮ったはずだったがただバイクを主張するだけになった写真。
岬「さすがにカロリーが欲しい……」
gakkaaka「何も持ってねぇ」
レインウェアを着て走り出すと雨は止み、もはやレインウェアはただ蒸れるだけの無用の長物となってしまいました。
まあ僕の場合は防風に一役買ったし透湿性能も高かったのでそんなに不快じゃなかったです。一方……
反省点2、レインウェアは先に着ておこう!
結局1hちょっと走って三重県桑名市に到着し(4:55)、カロリーを摂りました(写真なし)。
そこからはただひたすらに幹線道路を走るだけで、楽ちんでした。
ガチで面白すぎるバイクが先を走って行ったり5給油をしたり道を間違えたりgakkaakaのガチ地元6を走ったりして最初の目的地であった焼津(やいづ)に到着しました。
トミヤ食堂さんでのお食事。
美味かったしなかなかの量があった!あと味噌汁で硬口蓋を火傷しました。
反省点3、味噌汁の温度には気をつけよう!
なぜかは分かりませんがこの時点で10:30を過ぎており、ゆるキャン△の映画は諦めました。
今思えばなんで静岡まで行ってゆるキャン△の映画を見ようとしていた?7
このあたりからさすがに疲れが勝ってきて駿河健康ランドに骨を埋めることに決めました。
どうにもこうにも風呂に入りたかった。もっと言うと僕はサウナに入りたかった(京7研サウナ支部の活動)。
そうして清水あたりのガチで良い景色の道路を走ったり4kmぐらいオーバーランさせられたりしながら到着しました!駿河健康ランド!
写真なし!撮っておけばよかった。
これはオーバーランさせられたときのルート。
そんなわけがねぇだろと思っていたら確かにと納得させられました、駿河健康ランドあるあるでしょうね。
駿河健康ランドとこの後のお宿については別の章で書くことにしますね。
健康ランドマニアとしてはめちゃくちゃ楽しかった旅でした。
さて、22:30、夕飯です!
静岡県に来たならやっぱりさわやかのハンバーグでしょう!
こちらが夕飯の写真です!
?
22:00退館、駐車場にて。
岬「ここから一番近いのが静岡池田店?」
gakkaaka「たぶんそう」
岬「営業時間間に合うかなぁ、時間ヤバそうだったら荷物適当に詰めて出るけど」
ga「だいたいここから20分ぐらいっぽい、何時までだっけ?」
岬「わからん」
そう、誰もさわやかの営業時間を調べていなかったのである!
調べたら22:00で営業終了でした。
反省点4、行く飯屋の営業時間はあらかじめ調べておこう!
かくしてマイカリー食堂静岡北脇新田店で土用の丑の日を終えました。
火傷した硬口蓋にカツカレーの衣が刺さって痛かったです。
その後は暗くて対向車が全然来ない山道を通って山梨県へ向かい、ローソン富士川鰍沢口店に寄り、7/24 3:30、山梨県にある薬石の湯 瑰泉(かいせん)に到着しました。本日のお宿です。
いっつも山道走ってんな。
瑰泉の話も色々と後に回します。
というかこの後は14:00ぐらいまでお休みして会場行って、筑7研の人たちと原義握手をして、ライブ楽しんで、合流した連番者とコンビニ行って、岬サニー号をテーブルにしながら夕食食べて終わりです!バイク旅編はこれにて終わりですありがとうございました!
小話ですが、復路が別々だったので往路のバイクの燃費で対決してみました。
gakkaaCar: 平均44.9km/L
岬サニー号: 平均58.1km/L
二輪車、最高の乗り物。
幸せとかって案外そばで 気づかず拾って光るんだろな
個人的本命であったところの健康ランドの話をします。
まずは駿河健康ランドから!
良い!
僕はサウナに入って仮眠室で3hほど寝てまたサウナに入って亜人を読んで邪神ちゃんドロップキックを読んでたら終わりました。
ちなみに岬も3hほどで起きたらしく、謎のシンクロニシティを見せました。
やりたいこと全部できるのが健康ランドの最高なところなんですよね。
夢みたいじゃないですか?サウナ入って寝て好きな漫画読んでたら一日が終わるの。
任意の健康ランドを寒風吹き荒ぶ現代社会における桃源郷的なところだと認識しています。
具体的な施設の話をすると、まずサウナが4種類と岩盤浴があり、水風呂も抜群の温度と柔らかさ、お風呂もなんかたくさん種類があり、露天風呂に至っては駿河湾を見渡せる最高のロケーションでした。
ちょっとだけ苦言を呈すなら、サウナの数に対して休憩場所が少なかったかなというぐらいです。
サウナ情報ですが、自分の入ったサウナは100℃強の高温サウナと85℃前後のフィンランドサウナでした。
どちらも温度設定に対して適切な湿度設定がされていてめちゃくちゃいい感じに差別化されてるなぁという印象。
水風呂は16℃で広さ十分、カルキ臭もなく文句もなし!我らが静岡の水風呂8が悪いわけがない!
駿河湾からの海風の吹く露天風呂での外気浴は、月並みですが筆舌に尽くし難いものがありました。
お盆に帰省したら普通に家族でまた行こうと思ってます。9
あとこれは岬からの釜風呂情報ですが俵型の釜風呂に風呂椅子が併設されており、それに座って入るとちょうど駿河湾を一望する高さになるそうです。
夕日が壮観だったみたいなので星空にも期待ですね。
てかgakkaaka情報がサウナに偏り過ぎているな。
続いて薬石の湯 瑰泉のお話!
アホほど良い……
ここでは後の章で述べる議論とサウナと睡眠と食事をしました。
もちろん漫画もありました。呪術廻戦の最新刊だけ読みました。
全体的に"石"を押し出しており、ポリゴン数のめちゃくちゃ高い石だったりパワーストーン的なものや岩盤浴に力を入れていました。
ですが個人的ハイライトは何と言っても館内着とかの入ったバッグでした。
見て、怪レい日本语。
Amazonでしか見たことなかったので実物見て感動しちゃいました、なんでバッグに個体差があるんだよ。
サウナも良かったですね。
1種類だけでしたが、玄人向けで温度高め(97℃)で湿度も高めでバリバリに発汗しました。
水風呂はめちゃくちゃ小ぢんまりとしており、2人も入れるかな?というサイズ。
温度は20℃弱でややぬるいかと思いましたが別にそんなこともなかった、その理由が無対流です。
水風呂でよくあるのがマーライオンみたいに水が出てきて綺麗で冷たい水が供給されるやつですが、あれが対流を生んで"羽衣"10を剥がしていきます。
瑰泉の水風呂は無対流が故に入ってすぐに羽衣ができてびっくりしました、だから水温も関係なかったわけです。あれめちゃくちゃ面白かったです。
ちなみに20℃の水風呂の他にも29℃とかのプールがあり、そちらに入る人もちらほらいました。
個人的に嬉しいと思ったのが談笑室でした。
そこでライブまでの予定やライブ後の行動の話し合い、真剣な考察などをしたのですが、案外健康ランドでお喋りが許されている空間って少ない印象です。
そういう意味では健康ランドに友人と来て喋れるのは新鮮な体験でした。
ホスピタリティが結構いいとこのホテル並で、フレーバー付きの水が飲み放題だったりド深夜にやってきた我々に館内を案内してくれたり¥2,200にしては至れり尽くせりでむしろ怖かったです。
深夜フロントのバイトで3:30に人が来たら僕だったら発狂すると思います。
ていうか深夜料金無しの¥2,200で24hまるまる居られるのも怖くないですか?僕が山梨県民だったら毎週行ってますね。
飯も美味かったです。これは特に何の名物でもない豚丼。
健康ランドの話でした。
おすすめの健康ランドがあればご一報ください。
以下、瑰泉での有意義な議論です。
楽曲とタクソノミー
さすがに暇になるだろうという思いと、なんか会報のネタが欲しいという思いから生まれた企画。
要するに楽曲分類学。
ナナシスの楽曲を主題で分類する割とラディカルな試みです。
"タクソノミー"という言葉はもともと生物の分類とかに使う言葉でしたが、カッコよかったのでこの言葉にしました!(正直)
そもそも楽曲を分類なんかして何がしたいのかという話があると思います。
これに関しては一家言あって、楽曲の背景を明瞭にしないと解釈違いが起こり得るので分類が必要という立場です。
解釈違いが起こり得る
……アレ?
ここで言いたい"解釈違い"とは、相手の解釈を理解できないことです。
もちろん、解釈は自由なので多少の食い違いがあっても大丈夫です。
ただ、相手の解釈が自分の解釈とあまりに違っているとそもそも理解しようってならないことありませんか?
そうなる原因はだいたい文脈の違い(要出典)なので、楽曲分類でその辺りを整理しようという試みです。
ちなみに分類方法もこれが正しいと言っている訳ではありません。
一個のガイド的なものだと思ってくれると幸いです、みなさんのよき考察ライフの手助けになればいいなと思います。
以下本編。
Tokyo 7th シスターズにおける楽曲分類法について
- ナナシス楽曲はメタ的楽曲か非メタ的楽曲かに分けられる
- メタ的楽曲は作中のファンというよりはむしろコンテンツのファンに向けられた楽曲である
- 非メタ的楽曲は作中のファンに向けられた楽曲である
- メタ的楽曲では彼女たちの軌跡、または表明が彼女たちの言葉で言語化されている
- 軌跡の楽曲には、彼女たちの体験に基づく文脈が含まれる
- 表明の楽曲には、将来的な意志が含まれる
- 軌跡の結果得られた意志について表明している楽曲については、表明の楽曲とする
- 非メタ的楽曲は、これ以上の分類をすることができない
- これ以上の分類をしようとすると重複や漏れが生まれてしまう
- 重複や漏れのない分類をしようとすると分類の意義が希薄になってしまう
- 非メタ的楽曲は、作中の世界観を広げる役割を持つ
- 非メタ的楽曲では、ユニットの音楽性やコンセプトが自由に表現されている
大舌戦(大言壮語)
↑の話の外伝です。
遡ること出発の3日前。
gakkaaka「どうせ9時間は長いしこんな話題用意してるんですよ(さまざまな議題を挙げる)」
岬「 」
出発2日前。
岬「予定を詰めましょう」
gakkaaka「(前略)空色スキップにおける"ね"の談話機能がですねぇ!」
出発前日。
岬「23:30に合流で」
gakkaaka「残業のアヴァロン11」
出発後。
gakkaaka「深夜の山道で雨降るのはマジでダメ」
岬「インカム繋がんないな」
かくして、
ga & 岬「狂う!!!!!!!!」
結局、運転中にそんなに実りのある話し合いはできませんでした(危ないからね)。
というわけでこれらのお話は全て2日目のお宿、薬石の湯 瑰泉さんの提供でお送りしています。
深夜3:30に到着して朝5:00に風呂が開くまでの間と風呂上がりの2時間ぐらいを費やしてこの議題について駄弁っていましたが、これが大舌戦に。
その模様をダイジェストで振り返ります。
ga「まず、楽曲の分類なんですけど」
岬「はい」
ga「僕は『こういうコンテンツだぞ!』って豪語する楽曲と作中で"アイドル"として歌ってる楽曲とに分かれると思うわけよ」
岬「はい」
ga「いい名前ない?」
岬「う〜〜〜ん、わかんない」
ga「前者はメタとかそんな言葉が合う気がするんだけど(自己解決)メタの対義語って何?」
岬「全くわからない」
ga「分類学では排中律大事だし非メタとかにしておくか(自己解決2)」
岬「それってさ、アイノシズクはどっち?」
ga「いきなり排中律の真ん中を突くな」
(中略)
ga「"非メタ的楽曲は作中の世界観を広げる役割を持つ"、これどう?」
岬「最高、解像度って言葉を使わないのが良い」
ga「"解像度"アレルギーの人それなりにいるよね(危ねぇ)」
(中略)
岬「個人的にはメタ的楽曲の中にも何かに到達したときの楽曲がある気がしてて」
ga「(メロディーフラッグの話だろうなぁ)」
岬「メロディーフラッグとかI AMとかモロにそれで」
ga「到達点ね」
岬「オタクすぐ"到達"するからこの言い回し嫌なんだよね」
ga「名前をどうするかは置いといて、それ分類学的にはめちゃくちゃ大きな一歩で『汎化と派生』の『派生』をやってるね」
岬「そうなんだ」
ga「これいい視点な気がするしもうちょい詰めたいな」
岬「もっと言うとセブンスの思想に直に影響を受けてる4UとかQOPとかはセブンスの直系って呼んでて、曲でセブンスとの同一視みたいなことをしてる」
ga「"セブンスの哲学に影響を受けたユニットのメタ的楽曲には、哲学においてセブンスとの同化が見受けられる(岬, 2022)"」
岬「論文引用?」
ga「あるとしたら名著すぎるだろ」
岬「厳密には2021から考えてたから(岬, 2021)になる」
(中略)
岬「Yellowってメタ的?非メタ的?(ナナシス ディスコグラフィーを見ながら)」
ga「メタ的じゃない?エモい曲はメタ的であるべきだろ(暴論)」
岬「コンテンツってよりかはユニットコンセプトを広げてるから非メタかなって」
ga「Le☆S☆Ca書籍は?」
岬「言われてみればそうか?」
ga「あ、待って、順番が逆だ、楽曲が先で文献が後だ」
岬「つまり後から属性が変わることがある、ってコト!?」
ga「分類学でそれはマズい!審議です(結局審議されなかった)」
(中略)
ga「え、でもKARAKURIは結局どっちなんだ」
岬「なんか、KARAKURIって結構冷笑的でアイドル文化に対しての"社会"って立ち位置じゃん」
ga「なるほど」
岬「だからコンテンツ的視点は必要だしどちらかと言えばメタ的な方なんじゃないかなって」
ga「超越的存在としてのKARAKURIねぇ……」
岬「"超越"ってなんか多義性あって好きじゃないんだよな、なんか別の言葉ない?」
ga「(熟考)」
岬「"超越的"って何を超越してるかが曖昧だからハッキリさせたほうがいいと思う」
ga「超越論っていう哲学の分野があるから僕はそういう文脈で使ってたな」
岬「それは全く知らん」
ga「"超越 類義語"で検索しても何も出ない!風呂開いたし風呂で話し合いましょう」
〜外伝の外伝〜
岬「サウナいたけど暑すぎて2分でリタイアしてた……」
ga「マジ」
岬「行ってみてほしい、めっちゃ暑い」
(中略)
岬「どうだった?」
ga「ガチで到達した。まあ確かに慣れてないと険しいところはあるかもだけど、具体的には湿度と温度のバランスも良かったし、水風呂は対流が少ないからすぐに羽衣ができて永遠に入ってられるし、インフィニティチェアはインフィニティだし、何より中のテレビでやってたサザエさんがありえん神回で絶叫してしまった。や、サザエさんの"おわれてみたのは"って回なんだけどアバンタイトルから最後まで構成が完璧だし"背中"の話出てくるし、まずアバンタイトルでワカメが……」
〜外伝の続き〜
ga「さて、この話だけケリつけて早く寝ましょう」
岬「結局風呂でサザエさんの話しかしなかったじゃねえか」
ga「何で止まってたんだ?KARAKURIの話か」
岬「良い呼び方がないよねって話ね」
ga「そう、サウナでちょっと思ったんですけど、分類法を考えるために楽曲持ち出すのはいいけど『この楽曲はここに分類される』って言うのは京都大学解釈は自由サークルとしての教義に反するなと」
岬「確かに」
ga「見て、ここ。"セブンスの哲学に影響を受けたユニットのメタ的楽曲には、哲学においてセブンスとの同化が見受けられる(岬, 2021)"、思想ムキムキすぎじゃない?」
岬「そう思うと場違いすぎて笑えてくる」
ga「ただ定義を列挙するだけでいいんじゃないかなと思いました」
岬「同感です」
(中略)
ga「到達点ってワードあったけど、認知言語学に"起点・経路・到達点スキーマ"って考え方があって」
岬「何の話?」
ga「なんだったんだろうね」
(中略)
ga「サンボンリボンのユニットコンセプトが思い出せない」
岬「旅とか?」
ga「ちゃんと明文化されてたはずなんだよな、SiSHとかは"通勤バスの中で見かけた清楚なカノジョ"とかだったし、SiSHの『メイキング・レディ』みたいにエピソードとかもあったはず」
岬「偏りが激しい」
ga「『心のどこかにいつも、小さな女の子』だそうです。エピソード未解放でした。がんばります」
岬「今まででボツになった話がめちゃくちゃ長い注釈になってたら面白そう」
ga「いいね!(後の外伝である)」
(中略)
ga「メロフラが到達点だとしたら、STAY☆GOLDは経路になるな(伏線回収)」
岬「経路か〜なんか別の言葉ない?」
ga「軌跡」
岬「ナイス!」
(中略)
岬「非メタ的楽曲を分類する必要ってあるのかな」
ga「と言うと」
岬「それってなんか現実のアーティストの楽曲を分類しようとするのと変わらない構図で、あんまり価値を感じない」
ga「これ以上分割できない最小の単位だ」
岬「だから、分類する価値がない!」
ga「強い主張」
岬「実際"6文字の楽曲"とそれ以外で分類してもいい訳で、でもそれに価値がないっていう感じ」
ga「なるほどね、今のところ個人的にはまだ希望的に考え続けます、存在しない証明は難しいので(諦めた)」
(中略)
岬「H-A-J-I-M-A-R-I-U-T-A-!!って最初の曲にしては出来過ぎてるよなぁ(ディスコグラフィーを見ながら)」
ga「確かに」
岬「たぶん最初って曲数そんなないから他のアイドルのカバーとかしてたのかな」
ga「え〜めちゃくちゃ良い解釈、角森ロナさんのStar☆Glitterカバー概念が!?」
岬「ある。AXiSとかセブンスとか特にそうだけどコンテンツに関わってる部分だけが楽曲として届けられてるって側面もあると思う」
ga「あ〜ワタシ・愛・forU!!が4Uの1曲目ではないみたいな話か」
岬「そうそう」
ga「バンドとかリリース順と作曲順めちゃくちゃだったりするよね、昔に作ったのをブラッシュアップしてリリースするとかよくあるし」
岬「4Uもあんのかなぁ」
ga「個人的にはROCKな☆アタシはめちゃくちゃその節を感じてる」
岬「これ何の話?」
ga「確かに」
(中略)
ga「軌跡と表明ってワードめちゃくちゃいいな(自画自賛)」
岬「ガチナイス👍」
ga「個人的にエモい曲は難癖つけてメタ的楽曲に分類すればええ」
岬「恣意性がある、ってコト!?」
ga「『解釈は自由』って言うんですよ」
岬「京7研の悪い所全部出てる」
(中略)
岬「めちゃくちゃLaTeXで書いたみたいな章立てになってて面白い」
ga「『論理哲学論考』っぽいって言って」
岬「そうなんだ」
ga「絶対に『七. 語りえぬものについては、沈黙しなければならない』で締めたいけど7つも章立てできない」
岬「"アレ"でよくないか」
ga「便利すぎる」
大舌戦の様子をお送りしました、だいぶ楽しかったです。
口下手すぎてさ 言いたいことひとつも伝わんない
あえてライブの話をしません。
決して負の感情があるということではありません。
『七. 語りえぬものについては、沈黙しなければならない。』
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アドカレ企画からもう半年以上です。ご参加いただいたみなさんありがとうございました(何度目?)。今年もやれるかなぁという気持ちとネタ切れ感の強さで葛藤しています。↩
-
この説だと"馬鹿"は"バーロー"と読むことになるため説得力に欠けるそうです。↩
-
撞着語法と言います。↩
-
語弊はある。正確には"125ccバイク用の経路を表示できるアプリ"です。↩
-
ありえんアップハンドルのバイクがいた。ありえんかった。目の前にメーターがあるっぽくてずっと頭を左右に振ってた(当然写真なし)。↩
-
gakkaakaは静岡県西部出身。鰻とさわやかが有名だけどどっちも食べなかった。個人的なオススメはプリ丸という牡蠣です。↩
-
後日きちんと見てきました。大垣千明……♡♡♡↩
-
サウナの聖地、しきじに想いを馳せています。当初休憩地点として候補に挙がっていましたが多分地理的な理由でボツになりました。↩
-
盆の帰省が無くなったため行けませんでした。↩
-
サウナ用語で水風呂にしばらく入っていると身体に纏わるようにできる水の膜。気持ちがいい。↩